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システム監査技術者試験とは... | |
システム監査技術者試験は、情報処理技術者試験のスキルレベル4の試験。年1回春期に実施される。 被監査部門から独立した立場で、経営者の視点で、情報処理システムを幅広い観点から調査し、システムが経営に貢献しているかを判断するシステム監査人としての能力が問われる。 午前Ⅰは他のレベル4の試験と共通。 午前Ⅰで合格点を取ると、2年間レベル4・高度情報処理技術者試験の午前Iの科目免除が受けられる。 他の試験同様、過去問からの出題が多い。 | |
システム監査技術者試験内容 | |
【午前Ⅰ】 4択30問 50分 ※ 1問あたり1分40秒 ※ レベル4共通試験 【午前Ⅱ】 4択25問 40分 ※ 1問あたり1分36秒 【午後Ⅰ】 筆記形式4問中2問を選択して回答 90分 【午後Ⅱ】 小論文3問中1問を選択して解答 120分 評価はA、B、C、Dの4段階。 合格条件:午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰそれぞれで総合得点の満点の60%以上を取り、午後Ⅱで評価Aを取ること。 ※ 合格点を下回った試験以降は採点をされない。 | |
システム監査技術者対象者像 | |
高度IT人材として確立した専門分野をもち、被監査対象から独立した立場で、情報システムや組込みシステムに関するリスク及びコントロールを総合的に点検、評価し、監査結果をトップマネジメントなどに報告し、改善を勧告する者。 | |
システム監査技術者業務と役割 | |
被監査対象から独立した立場で、情報システムや組込みシステムを監査する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。 ① 情報システムや組み込みシステム及びそれらの企画・開発・運用・保守に関する幅広く深い知識に基づいて、情報システムや組込みシステムに関するリスクを分析し、必要なコントロールを理解する。 ② 情報システムや組込みシステムに関するコントロールを検証又は評価することによって、保証を与え、又は助言を行い、IT人材としてガバナンスの向上やコンプライアンスの確保に寄与する。 ③ ②を実践するための監査計画を立案し、監査を実施する。また、監査結果をトップマネジメント及び関係者に報告し、フォローアップする。 | |
システム監査技術者 期待する技術水準 | |
情報システムや組込みシステムが適用かつ健全に活用され、IT人材としてガバナンスの向上やコンプライアンスの確保に貢献できるように改善を促進するため、次の知識・実践能力が要求される。 ① 情報システムや組込みシステム及びそれらの企画・開発・運用・保守に関する幅広い知識を持ち、その目的や機能の実現に関するリスクとコントロールに関する専門知識をもつ。 ② 情報システムや組込みシステムが適用される業務プロセスや、企業戦略上のリスクを評価し、それに対するコントロールの問題点を洗い出し、問題点を分析・評価するための判断基準を自ら形成できる。 ③ ITガバナンスの向上やコンプライアンスの確保に寄与するために、ビジネス要件や経営方針、情報セキュリティ・個人情報保護・内部統制等に関する関連法令・ガイドライン・契約・内部規定などに合致した監査計画を立案し、それに基づいて監査業務を適切に管理できる。 ④ 情報システムや組込みシステムの企画・開発・運用段階において、有効かつ効率的な監査手続を実践するための監査技法を適時かつ的確に適用できる。 ⑤ 監査結果を事実に基づく論理的な報告書にまとめ、有益で説得力のある改善勧告を行い、フォローアップを行うことができる。 | |
システム監査技術者レベル対応 | |
共通キャリア・スキルフレームワークの人材像:サービスマネージャのレベル4の前提要件 | |
〔参考〕企業が必要としている資格 | |
2011年版「いる資格、いらない資格」 | |
2010年版「いる資格、いらない資格」 | |
2009年版「いる資格、いらない資格」 | |
2008年版「いる資格、いらない資格」 | |
2007年版「いる資格、いらない資格」 |
・内部リンク |
ITパスポート試験 |
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システム監査技術者試験 |
共通 午前Ⅰ(春) |
共通 午前Ⅰ(秋) |