|
TOPへもどる
|
ITサービスマネージャ試験とは... | |
ITサービスマネージャ試験は、情報処理技術者試験のスキルレベル4の試験。年1回秋期に実施される。 リスク管理やコスト管理などを含む業務システムの運用管理責任者としての能力が問われる。 平成21年に「テクニカルエンジニア(システム管理)試験」から改称される。 午前Ⅰは他のレベル4の試験と共通。 午前Ⅰで合格点を取ると、2年間レベル4・高度情報処理技術者試験の午前Iの科目免除が受けられる。 他の試験同様、過去問からの出題が多い。 | |
ITサービスマネージャ試験内容 | |
【午前Ⅰ】 4択30問 50分 ※ 1問あたり1分40秒 ※ レベル4共通試験 【午前Ⅱ】 4択25問 40分 ※ 1問あたり1分36秒 【午後Ⅰ】 筆記形式4問中2問を選択して回答 90分 【午後Ⅱ】 小論文3問中1問を選択して解答 120分 評価はA、B、C、Dの4段階。 合格条件:午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰそれぞれで総合得点の満点の60%以上を取り、午後Ⅱで評価Aを取ること。 ※ 合格点を下回った試験以降は採点をされない。 | |
ITサービスマネージャ対象者像 | |
高度IT人材として確立した専門分野をもち、情報システム全体について、安定稼働を確保し、障害発生時においては被害の最小化を図るとともに、継続的な改善、品質管理など、安全性と信頼性の高いサービスの提供を行う者。 | |
ITサービスマネージャ業務と役割 | |
ITサービスの品質とコスト効率の継続的な向上を目的としてITサービスをマネジメントする業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。 ① 運用管理チーム、オペレーションチーム、サービスデスクチームなどのリーダとして、サービスサポートとサービスデリバリのプロセスを整備・実行し、最適なコストと品質で顧客にITサービスを提供する。 ② アプリケーションに関するライフサイクル管理のうち、システムの受け入れ、運用などを行う。また、開発環境を含めて安定した情報システム基盤を提供し、効率的なシステムの運用管理を行う。 ③ ITサービスとマネジメントプロセスの継続的改善を行う。ITサービスの実施状況を顧客に報告するとともに、顧客満足度向上を図る。 ④ 情報セキュリティポリシの運用と管理、情報セキュリティインシデント管理を行い、ITサービス活動の中で情報セキュリティを効果的に管理する。 ⑤ 顧客の設備要件に合致したハードウェアの導入、セフトウェアの導入、カスタマイズ、保守及び修理を実施する。また、データセンタ施設のファシリティマネジメントを行う。 | |
ITサービスマネージャ 期待する技術水準 | |
ITサービスマネージャの業務と役割を円滑に遂行するため、次の知識・実践能力が要求される。 ① サービスサポート、サービスデリバリの各プロセスの目的と内容を理解し、実施することによって、ITサービスを提供できる。 ② システムの運行管理、障害時運用方式、性能管理、構成管理を実施することができる。システムの運用管理に必要な障害管理、構成管理、課金管理、パフォーマンス管理などの管理技術をもち、情報システム基盤の品質を維持できる。 ③ ITサービスの改善策を立案・実施し、評価するとともに、品質の高いサービスレポートを顧客に報告できる。 ④ 実効性の高い情報セキュリティ対策を実施するために必要な知識・技術をもち、情報セキュリティの運用・管理ができる。 ⑤ 導入済み又は導入予定のハードウェア、ソフトウェアについて、安定稼働を目的に、導入、セットアップ、昨日の維持・拡張、障害修復ができる。また、データセンタ施設の安全管理関連知識をもち、ファシリティマネジメントを遂行できる。 | |
ITサービスマネージャレベル対応 | |
共通キャリア・スキルフレームワークの人材像:サービスマネージャのレベル4の前提要件 | |
〔参考〕企業が必要としている資格 | |
2011年版「いる資格、いらない資格」 | |
2010年版「いる資格、いらない資格」 | |
2009年版「いる資格、いらない資格」 | |
2008年版「いる資格、いらない資格」 | |
2007年版「いる資格、いらない資格」 |
・内部リンク |
ITパスポート試験 |
基本情報技術者試験 |
応用情報技術者試験 |
ITストラテジスト試験 |
システムアーキテクト試験 |
プロジェクトマネージャ試験 |
ネットワークスペシャリスト試験 |
データベーススペシャリスト試験 |
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 |
情報セキュリティスペシャリスト試験 |
ITサービスマネージャ試験 |
システム監査技術者試験 |
共通 午前Ⅰ(春) |
共通 午前Ⅰ(秋) |